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お仏壇・仏具

大阪仏壇 製作 作業工程

木地お仏壇には杉、桧を中心に厳選された上質な木材を用います。木材は、長期間十分に乾燥させてありますので反りや割れなどの変形が非常に生じにくいものとなっております。
お仏壇の木地師として40年以上の経験を持つ、伝統工芸士 浦林利於氏(丸佛木工所)により寸分の狂いもなく優れた仏壇木地が製作されます。

彫刻お仏壇の彫師として50年近くの経験を持つ、伝統工芸士 桑田博司氏(桑田仏壇店)により製作されます。現在、手彫りで高レベルの彫刻を制作できる職人は極少数で、純国産仏壇を製作し続けるという意味においても桑田氏の存在は非常に貴重といえます。

紙貼り・布貼り砥の粉や、堅地を接着剤として使い、和紙や寒冷紗などの布を貼っていきます。これらを貼ることにより木材の割れや、継ぎ目を無くし、木目が浮き出てくることを防ぎます。
和紙は古文書などの非常に丈夫で優れているものを使用します。
和紙寒冷紗砥の粉を用い和紙を貼っているところ 堅地を用い寒冷紗を貼っているところ

砥の粉下地砥の粉(とのこ)とは黄土の一種です。これと膠(にかわ)を混ぜたものを、同じく木目などを抑えるためと、次の胡粉下地の付きをよくするために塗っていきます。

胡粉下地胡粉(ごふん)とは貝殻を砕き粉にしたもので、これと膠(にかわ)を混ぜ合わせたものを、反りや変形を修正し、塗装面を平らにするためにへらで何度も重ね付けします。

胡粉研ぎへら付けした胡粉を砥石を使い研磨していきます。これによって鏡のように平らな面を作っていきます。

堅地堅地(かたじ)とは、砥の粉と漆を混ぜ合わせたものです。これを、さらに表面を整え、塗装面を強固なものにするためにへらで何度もつけていきます。

堅地研ぎへら付けした堅地を研磨します。これで下地は完成です。

漆下塗り完成した下地の上に、漆を塗っていきます。

研磨下塗りした漆を乾燥させた後、木炭を使い研磨していきます。研いでは塗りの作業を数回繰り返します。

漆上塗り下塗りを何度も重ねた後、漆の上塗りを行います。人毛を用いた刷毛を使い、ほこりや刷毛むらがつかぬよう細心の注意を払い塗っていきます。また漆を乾かすには温度や湿度を最適な状態に保つ必要があり、その設定には長年の経験で培われたカンが必要です。

呂色上塗りが仕上がった塗装面を静岡炭と呼ばれる目の細かい木炭で平らに研磨します。その上に漆を薄くすり込み、乾燥させた後、鹿の角粉で磨き上げます。この作業により非常に美しい光沢を得ることができます。伝統工芸士 稲田功一(当社)が作業にあたります。 呂色の技術を持った職人は大阪のみならず、全国的に見てもごく少数です。

金箔押し金箔押しが必要な箇所には、漆を接着剤として使用し金箔を貼り合わせていきます。非常に薄い金箔を美しく貼り合わせていくのは、高度な技術が必要です。大阪仏壇業界においてその技術の高さから信頼を集める 伝統工芸士 前田多希夫 氏が作業致します。

屋根、須弥壇屋根、および須弥壇は非常に細密な伝統工芸士の手作業により組み立てられます。

彩色彩色は他産地には見られない繧繝(うんげん)彩色という優雅さを表現する技法を用います。大阪仏壇でも数少ない彩色職人のひとりである伝統工芸士 井村佐和子氏が作業致します。欄間の中の彫刻など非常に細かいところにも彩色を施します。

蒔絵漆を盛り上げて蒔絵を描く高蒔絵という技法が大阪仏壇の特徴です。大阪でも卓越した技を持つ蒔絵職人と呼ばれる著名な伝統工芸士が作業に当たり、芸術の域にまで達している作品を生み出します。

錺金具金具は全て伝統工芸士が手打ちで一枚、一枚丹念に仕上げます。大阪仏壇独特の宣徳(せんとく)仕上げという青みを帯びた上品な色合いとなります。機械打ち金具には出せない味わい深さがあります。